2. 既存ろ過材との交換が可能
密度がやや高い点を除けば、空隙率が大きいことを利用して一般的なろ過砂の粒径よりもわずかに小さな粒径を有している程度の差異であり、付属機器をほとんど変えることなく既設ろ材と交換できます。

3. 省スペースかつ安価な維持管理費用
凝集剤を利用した方がより高い効果が期待できますが、特殊な場合を除き、凝集沈殿槽や曝気槽は不要です。原水より直接接触させることで、良質な水質を得ることができる事から、小スペースかつ凝集剤など薬品も使用しないので、維持管理費用を軽減できます。

4. 通水速度を上げる事が可能
従来からの特殊ろ材と比較しても、鉄、マンガン、フミン等の除色度能力に優れ、また、空隙率が非常に大きいため、目詰まりしにくく、全層ろ過が為されます。ろ過砂と比較して有効径が若干小さくなっておりますが、空隙が大きいので十分にろ過速度を保つことができます。

5. 優れた摩滅性能
一般的に使用されている特殊ろ材は母材である多孔性セラミック、あるいは類似の酸化マンガン製品そのものの摩滅率が高く、逆洗時に細かくなり目詰まりしやすい状況を誘発する現象が確認されていました。カラーカッターＧは優れた摩滅性能を有しており、このような現象を回避できるので、維持管理条件を十分に管理されれば、非常に長時間のライフを有する製品です。

また、色度除去に最も優れた構造に調整しています。従来からの理論では表面積が高いことによる優位性が強調されていますが、多孔性のものは使用中にミクロポアに対して目詰まりが発生し、通常の表面洗浄・逆流洗浄ではこの目詰まりが解消されないため、表面積は徐々に小さくなります。

しかし、カラーカッターＧは非多孔性結晶構造ながら、表面電荷も関連して高い色度除去能力を発揮すると推測されています。