まず、使用中ろ過材をろ過池の場合1池につき数ポイント、ろ過機の場合は1基につき1ポイント、各層毎にろ過材を採取します。また、試験のみに止まらず、ろ過池調査工事としてもお受けいたします。
付着物試験 各試験を行う前に試料を一定の洗浄方法で洗浄し、ろ過材とろ過材に付着していた汚泥を含む汚泥水とに分離し、この汚泥水を試料水として後述の各試験に使用します。また、分離したろ過材は重量を測定し、各試験項目のデータ算出に用います。 濁度試験 | 過マンガン酸カリウム消費量試験 | 定量試験(鉄、マンガン、アルミニウムなど) | 汚泥容積試験 | 強熱減量試験 など
定量試験 原水中の鉄・マンガンなどの含有量が多い時には、前塩素処理(中塩素処理)を行っていると、次第に鉄やマンガン等が砂に付着していきます。そのまま長期間使用していると次第にマンガン砂と呼ばれる状態に近くなり、さらに長期間使用していると、砂表面に厚く積もったマンガンや鉄等が剥離するようになります。
ふるい分け試験 125〜5μmという、極めて広い粒子径範囲をカバーする粒度測定方法です。粒度分布の測定のみではなく、狭い粒度範囲に分けたフラクション(整粒粉体)が得られ、このそれぞれについて各種分析、その他実験に供する事ができるなど、粒揃えの手段としても利用されます。
ろ過水・原水等の水質を調べることにより、ろ過をはじめとする適切な水処理の一助となる指針が得られます。