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水処理装置(ろ過装置)

 

 

◆ シフォンタンク
 
 

シフォンタンクは、ろ過材の交換不要で常に安定したろ過水水質を得ることができるろ過装置です。従来のように使用済ろ過材を産業廃棄物として処分する必要もなく、環境問題やISO14000が提唱するゼロエミッションの大きな足がかりとなり、ろ過材交換工事や逆流洗浄等に関わる費用、全面的な維持管理コストも大幅に削減できます。 

当商品はろ過材の自浄サイクルシステムで『文部科学大臣表彰科学技術賞 技術部門』を表彰いたしました。
 
特長
ろ過材交換不要で地球に優しい
シフォンタンク内のろ過材は常に清浄な状態に保たれるため、微量の補砂は必要ですが、ろ過材を半永久的に使用することができ、装置外への流出も大幅に減らす事ができます。

使用済ろ過材を産業廃棄物として処分する必要もなく、環境問題やゼロエミッションに大きく貢献できる『地球にやさしい』ろ過装置です。

安定した処理
ろ過水への汚泥分剥離流出現象を回避・低減することができ、ろ過材が新砂(充填時)の状態を保つことができるため、安定したろ過処理を行うことができます。また、支持砂利の不陸を防止する構造がとられているため、ショートパス等のトラブルもなく、汚泥の堆積によるろ過材の流出量も削減され、濁質の捕捉能力は低下しません。

維持管理コスト、逆流洗浄水量の大幅削減
「ろ過材交換工事費」「使用済ろ過材の産業廃棄物処分費」「ろ過材購入費・入替工事費」等は発生しません。そのため維持管理コストを激減させることができます。また、シフォンタンクは硬く凝着した濁質をシフォン洗浄によって完全に剥離し、その濁質のすすぎのみを目的として逆流洗浄を行う為、従来のろ過装置と比較して逆流洗浄水量を大幅に減らすことができます。

ろ過材の固着を防ぎ多様な水質に対応し、膜処理等の前処理にも最適
ろ過材の固着を防ぎ、上水に限らず、下水や排水処理にも対応します。また、シフォンタンクを前処理に導入することにより、膜処理装置・活性炭装置・軟水装置・純水装置など後段装置への負担が軽減できるため、システム全体に要する維持管理費用と維持管理業務を削減することができます。

容易なメンテナンス
シフォンスクリュー部分がカートリッジ式のため、タンク自体のメンテナンスが容易です。また、接液部は標準仕様としてSUS304が使用されています。一般的なろ過装置はSSにエポキシタール等の塗装を施したものが使用されているため、その養生作業に大きな費用と時間を要しますが、シフォンタンクはこの塗装補修作業が不要です。

シフォン洗浄(ろ過材洗浄)

逆流洗浄や空気洗浄では目詰まりを防ぐ程度の効果しか望めませんが、シフォン洗浄はろ過材同士の揉み洗いにより、ろ過材そのものを破砕する事無く頑固な汚泥分を確実に剥離除去します。そのため、ろ過材を設計当初の規格(新砂に匹敵する洗浄濁度30度以下)に維持・洗浄することが可能です。

メカニズム(処理フロー)

従来のろ過装置と同様、圧力式下降流でろ過を行います。中心部に内筒及びスクリューが配置され、この部分にもろ過材が充填される構造をとっております。

シフォンタンク全体でろ過がなされ、同サイズの従来型ろ過装置と同等の処理水量が望めます。

 
はじめに逆流洗浄を短時間行い、ろ過材を流動させてからシフォン洗浄を行います。
 
スクリューの回転により、水とろ過材を下部から上部に押し上げようとする上方向の力と、重力による下方向の力を受け、ろ過材同士が揉み洗いを行います。
 

シフォン洗浄後に逆流洗浄を行い、逆洗水を排水します。

シフォン洗浄が施されたろ過材は汚泥分が完全に剥離されている為、すすぐだけで簡単に汚泥分の除去ができます。

従来型ろ過装置とシフォンタンクの比較
比較項目
従来型ろ過装置
シフォンタンク
理由・効果
洗浄方法
逆流洗浄または空気洗浄 シフォン洗浄
逆流洗浄
逆流洗浄・空気洗浄では除去しきれない汚泥分もシフォン洗浄により除去がなされる為、ろ過材は常に清浄な状態を保ちます。
ろ過材粒径
付着・凝着物により肥大化する傾向 常に充填時の状態を保持 ろ過材の流出や粒度変化がない為、常に安定した水質を得る事が可能です。
維持管理コスト
ろ過材交換工事費
産業廃棄物処分費
新ろ過材購入費
左記コストなし ろ過材を半永久的に使用できる為、ろ過材交換などを必要としません。
頻繁な逆流洗浄 逆流洗浄の時間短縮回数低減が可能 シフォン洗浄によってろ過材が常に正常な状態に保たれ、逆流洗浄による汚泥除去の必要が無く、それにかかる水道料など維持管理コストの大幅削減が可能です。
工事/保守
定期的なろ過材交換工事 左記工事不要 ろ過材を半永久的に使用できる為、ろ過材交換工事は不要です。
トラフ・表洗管などが場外となる為、メンテナンスが困難 内部構造がシンプルな為、メンテナンスが容易 シフォンスクリュー部はカートリッジ式の為、メンテンナンスが容易です。
環境対応
使用済ろ過材の産業廃棄物処分 左記費用不要 産業廃棄物が発生しない為、環境問題やISO14000に大きく貢献します。
処理安定性
ろ過材汚濁進行時に処理水への汚泥分剥離流出現象の可能性 安定した処理の維持が可能 高い洗浄効果により、処理水への汚泥分剥離流出現象を回避します。
ろ過時間の経過と共に濁質捕捉能力低下 濁質捕捉能力低下を抑制 安定した処理水水質を維持する事が可能です。
高有機物原水
処理
ろ過材が固着し、閉塞を起こす可能性 ろ過材が固着せず、正常なろ過が可能 上水のみならず、下水・排水処理にも対応します。
仕様
ろ過層構成を含めた充填ろ過材及び、ご要望に合わせたタンクサイズをご提案させていただきます。
型式
本体径
(mm)
カートリッジ径
(mm)
モーター
(kW)
処理水量
(LV=10m)
ST-700
φ700
φ200
3.7
3.8m3/hr
ST-900
φ900
6.3m3/hr
ST-1000
φ1,000
φ250
5.5
7.8m3/hr
ST-1200
φ1,200
11.3m3/hr
ST-1500
φ1,500
φ400
7.5
17.6m3/hr
ST-1600
φ1,600
20.0m3/hr
ST-1800
φ1,800
25.4m3/hr
ST-2000
φ2,000
φ500
11
31.4m3/hr
ST-2200
φ2,200
37.9m3/hr
ST-2500
φ2,500
φ600
18.5
49.0m3/hr
ST-2800
φ2,800
61.5m3/hr
材質
本体:SUS304L   電動機受台・脚:SS400
専用ろ過材
粒径0.6mm 均等係数1.25
ろ過砂
粒径0.6mm 均等係数1.3
マンガン砂
粒径1.2mm 均等係数1.4
アンスラサイト
オプション
機側配管 | 制御盤 | ろ過材 | オールステンレス仕様 | ステンレスストレーナー | スクリュー分割タイプ | 指定色塗装
※仕様は予告なく変更する場合があります


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